1953-03-19 第15回国会 参議院 文部委員会 閉会後第2号
○堀越儀郎君 賛成でございます。 私は希望を申上げたいと思います。先ほど矢嶋君の質問によつても明らかであるのでありまするが、それに対する文部当局の御答弁は私は意に満たないのであります。本年度卒業する新制大学の卒業生の大学院を希望しておる者の数をまだ御調査になつておらないようでありまするが、すでに卒業年次になつて就職する者、或いは大学院に行きたい希望の者ははつきりしていると思うのであります。もう少し
○堀越儀郎君 賛成でございます。 私は希望を申上げたいと思います。先ほど矢嶋君の質問によつても明らかであるのでありまするが、それに対する文部当局の御答弁は私は意に満たないのであります。本年度卒業する新制大学の卒業生の大学院を希望しておる者の数をまだ御調査になつておらないようでありまするが、すでに卒業年次になつて就職する者、或いは大学院に行きたい希望の者ははつきりしていると思うのであります。もう少し
○堀越儀郎君 それは基準であつて、設備とかそういう問題とは関連してないのですか。例えば施設が狭隘であるとか、そういう問題じやなしに……。
○堀越儀郎君 事務的のことを聞きますが、第三条の二項ですか「前項の国立大学の大学院に置く研究科の名称及び課程は、政令で定める」その政令で定められる研究科の各大学における名称は、わかつておりましたら一つこれはプリントで頂いても結構です。それからその研究科に収容されるという学生の定員というものがあるのかないのか。
○堀越儀郎君 それでは私から質問いたします。文部大臣に質問いたしますことと関連いたしまして、今朝から問題になりました財政の問題について、これは重大なことでありますから、政府の所信を私は質しておきたいと思います。 第十三国会で成立いたしました義務教育国庫負担法、この場合の政令というものは、そう簡単に出されては困るのであります。(「そうだ」と呼ぶ者あり)それを矢嶋君の質問に答えて、文部省が如何にも怠つておるように
○堀越儀郎君 これは特に総理にお願いしておきたいのであります。国家のために進んでやつた者に対して功労を与えるというのじやなしに、非常に、身を滅ぼすようなものがあつても知らん存ぜぬというようなことでは困るのです。やはり率先して総理はその点お考え頂く必要がありはしないか、重ねて要望しておきたいと思います。 それからもう一つ、これは重要な問題であると私自身考えておる。総理自身は道義の高揚という点で身を以
○堀越儀郎君 私はこの前に本会議で総理に質問をしたのでありますが、出席されなかつたので、御答弁を得ないので、一部重複いたすと思いますが、根本的の観念についてお伺いいたしたいと思います。それは施政方針演説で道義の高揚を強く取上げておられます。これは我々も非常に共鳴するのでありますが、究極は、教育の振興ということを謳つておられる。義務教育の全額国庫負担ということを打出されておる。ところが実際面においては
○堀越儀郎君 僕も異存はないのですけれども、ただ、だらくと連合委員会をやられても困るから、これはこつちから申込んだ場合の先方の委員会でも同じようなことでありますから、成るべく早くやれるものならやるということにして、そして又更に足りなければ、委員外発言として来てもらつて……。明日理事会も開くのですから要望としてだらだらとやらないで、きまりをつけるような連合委員会を開いて頂きたいと思います。 (「異議
○堀越儀郎君 只今の局長の御答弁でよくわかつたのでありますが、我々当初そういうふうな運動に加盟し、又決議のことに努力したのは加盟県のみをいろいろ考えているのでなしに、全国のそういう地点を考慮しての上のことでありますので、世間にそういう風聞が流布されることは非常に遺憾と思います。十分その点御注意あつて善処されんことを乖離いたしておきたいと思います。
○堀越儀郎君 この問題について多少疑念のありまする点は、以前に積雪寒冷湿潤地帯の屋内体操場整備助成の問題について、衆議院でも参議院でも満場一致で通つたのでありますが、我々文部委員会としましては率先して通過するように努力しましたが、全国のそういう実際に当てはまる地方の学校に対する補助を考慮してのことであつて、聞きますると期成同盟会というものがあつて、その期成同盟会に加盟している府県のみに配分されるというふうな
○堀越儀郎君 公立学校施設整備費の問題で、その前に公立小学校一般校舎整備費、六三制の問題、それから危険校舎の問題これは昨日も大臣に伺つたのでありまするが、屋内体操場の問題で五億の予算が出ているようでありますが、この補助をされる場合に、文部省どういう方針で補助をされるのであるかどうか、お伺いしたいと思います。
○堀越儀郎君 この法案は非常に重要なものでありまするから、詳細に亘つては委員会で質疑応答を重ね、慎重に審議したいと思うのでありまするが、この機会に二、三根本的な問題について政府の所信を質したいと思うのであります。 先ず第一番に、総理大臣が施政方針演説において述べられましたことに関連してであります。つまり道義の高揚と教育の振興、これが、総理大臣の声明せられたことと、この提出されました義務教育学校職員法
○堀越儀郎君 それに関連して一つ私の意見を申上げます。その前に建設委員会が採決をしないように申入れができればいいのじやないかと思います。
○堀越儀郎君 これは学課内容で先ほども山下君の御質問にお答えになりましたが、歴史科とか、或いは日本の地理を教えるとか、或いは修身を復活するというようなことをおつしやいましたが、従前のままの修身をそのまま復活されようというお考えなんですか、或いほ歴史の点においてでも、元のままでは超国家主義というような虞れもあり、非常にこれは慎重にお考え頂かなければならないと思うのでございますけれども、そういう点、具体的
○堀越儀郎君 特に施政方針演説で展開されましたあの言葉ですね、戦時中に行われた国民精神総動員というような一大運動を展開されようというような意図の下にお考えになつたのか、或いは更に国民の教養を成るたけ高めて行こう、つまり教育尊重という意味でお考えになつているのか、或いは前の天野文相のときのように、国民の実験要領というものを出そうと文部省が計画されて非常に世論の反撃を受けて、天野さんはあつさりと引込められた
○堀越儀郎君 先はど総理は、施政方針演説において高調せられた道義の高揚と愛国心についての山下委員の質問に対して、総理は何か以前のような、国民精神総動員というような形でやられるというようなお考えでありましようか、それとも一般の国民の教養を高めて行くという意味に今後の道義高揚というものの実体をお考えになつておられるのか、そういう点についてお伺いいたしたいと思います。戦時中行われました国民精神総動員というような
○堀越儀郎君 それからもう一つ。これは重要な問題になるのですけれども認証外の問題ですね、これはもう全然考えておられないのですか、どのくらいあるというお見積です。
○堀越儀郎君 六三制の〇・七が一・二五、これは〇・七は一応完了したというお考えでやつておるのですか。今の義務教育の中学校の建築の補助ですね。〇・七坪の基準のものは全部完了したというお考えの上での予算ですか、それを含めてやつておられるのですか。
○堀越儀郎君 アメリカへ日本の古美術品を出品される、これは私も結構だと思いますが、先ほどから各委員の質問は、要するに保存をどうするか、万一の場合を懸念されてのことであります。この点もう何回も繰返し委員長も、それから局長も答弁しておられるのでありますが、重ねてその点について万全の策を講じてもらいたいと思うのでありますが、と同時にアメリカに日本の古美術品を出品されるという問題とからんで、文化財保護委員会
○堀越儀郎君 非常に熱心にやられたことは、これはよくわかるのであります。けれども奈良には文化財研究所もあり又博物館もある。博物館のほうには彫刻の経験の深い人もあるのですが、そういう人には連絡をとられたのですか。
○堀越儀郎君 ちよつと言つておきたいのですが、倉田さんの御経歴をお聞きすると、どうも我々より素人のように思うのです。松原さんは相当経験を積んでおられるからよくわかりますが、鋳金のほうではどのくらいの御経験があるのですか。
○堀越儀郎君 ちよつと私から……、これは執事の松久保さんがあとで見えるので、私はまあ臨時に参加したのですが、三人のかたが調査にかかつたときにあの前でいろいろ向うの人も見えて話があつた。そのときに松久保という人があそこで言つては困るから、取り潰しになるようだからと言つて控えられて、翌日の話で、首を移したのは四日であつたけれども、五日に胴体のほうを横たえるのに吊し上げたと、これは勿論そうですが、ところが
○堀越儀郎君 と同時に我々の調査に十分万全を期してやりたいと思いまするし、公平なる判断を下す資料として必要なんでありますから、そういう点について遺憾のないよう十分責任を持つて委員長に善処せられんことを希望したいと思います。
○堀越儀郎君 只今高橋委員長より承わりました事情によると、我々としては甚だ遺憾ではありまするが、万やむを得ないものがあろうと思いまするけれども、併しこの問題に関しては非常に重大な問題でありまするから、責任当事者である倉田技官自身答弁が必ず必要となつて来ると私は思うのであります。併し万やむを得ないこういう事情によつて本人が欠席する場合、本人の偽らない事実の陳述に代る文書を提出され、更に我々の調査に遺憾
○堀越儀郎君 過日懇談会の席上でありまするが、我々現在調査をやつております月光菩薩の問題について、その当時の責任者である二人のうち一人が渡米されるという問題、これは古文化財展観のために必要であろうとは思うのでありまするが、併し古文化財の保存という問題については、我々にも非常に大事な問題であり、ひいては文化財保護委員会の関係について考慮しなければならない多くの問題がありまして、今後も慎重に調査を続けて
○堀越儀郎君 ちよつと私も正式の派遣員ではありませんが、地元の関係上三人の委員のかたに参加して参りました。只今の御報告で鉄心があつたかなかつたかという問題でありますが、これはあとで文化保護委員会の専門のかたからお聞きせにやならんのでありますが、あの鉄心を切る前の晩に、松原技官が橋本管長と一緒に夕食をされたときに、松原技官は鉄心のあることもはつきりとすでにわかつてあるのだと、だからその意味をこめて話をしたと
○堀越儀郎君 私も同様な要望をしたいと思いますが、先ほどから課長の御答弁を伺つておると、強く地方に通牒するということは、これはわかります。いやしくも政府の意思として示されるという、これは又立法の趣旨もそうでありますが、審議の過程においても私はそう了解をしておるのであります。末端に、先ほど言われたように、非常な紛糾が起つておることは事実なんです。こういうような、法の建前をはつきりさせるということをやらない
○堀越儀郎君 本員は、この文化財保護法の一部を改正する法律案に対しまして、衆議院から修正回付されて来たものに対しまして更に事務的な修正を加えるのが妥当と思いまするので、次のように修正いたしたいと思います。 附則第三項中「第二十二号」を「第二十三号」に、「第二十三号」を「第二十四号」に、「第二十四号」を「第二十五号」に、「第二十六号」を「第二十七号」に、「第二十七号」を「第二十八号」に、「第二十八号
○堀越儀郎君 簡単に私は緑風会を代表いたしまして本案に賛成をいたす次第であります。というてこの程度の案では決して双手を挙げて賛成はできないのであります。片手も挙げられない。恐らく小指一本挙げて賛成するくらいのものだと、提案者なり、政府当局も十分肝に銘じて御記憶を願いたいと思うのであります。憲法に謳われた義務教育無償の原則に則り、又教育を尊重すべき現在の日本から考えて、教育財政の確立ということは重大であります
○堀越儀郎君 本法案に対して本員は次のような修正をいたしたいと存じます。 先ず修正案の全案を読上げます。 義務教育費国庫負担法案の一部を次のように修正する。 第二条第一項に次の但書を加える。 但し、特別の事情があるときつは、各都道府県ごとの国庫負担額の最高限度を政令で定めることができる。 第二条第二項を削る。 附則第一項を次のように改める。 1 この法律は、昭和二十八年四月一日
○堀越儀郎君 今の御答弁でよくわかるのですが、飛行場ができても、すぐに爆撃の的になるものでないという御答弁、これも一部さようにも考えられるのでありまするが、当然基地ができれば、万一の場合は爆撃の的に真つ先になることも考えられますのと、もう一つは従前からの経験から見ましても、又今月に出ております文芸春秋のあの飛行機の話なんかをお読み頂いてもわかりますように、旅客機については非常に十分なる注意をされているが
○堀越儀郎君 この前に参議院で国会の総意の決議で教育施設の確保ということが決議せられ、その点を十分考慮を拂われておることと思うのであります。日本で一番大事だと思われる古文化財の確保、只今史蹟、名勝というような言葉で御答弁頂いたのでありまするが、当然古文化財の確保ということもお考え頂いておることと思うのであります。その点について具体的の一つ例を申上げて見たいと思うのでありますが、これは実際に具体化するのか
○堀越儀郎君 行政協定に伴うて駐留軍の使用する施設区域の決定が外務省の国際協力局と先方とにいろいろ予備交渉をなされ、近くきまるのであるか、きまつたか、すでにそういうふうな情報でありまするが、そういう場合に、先方との交渉において、国内事情を十分考慮せられること勿論でありますが、殊に政治、経済、文化の面について十分の考慮を拂われるというふうに承わつておりますが、文化の面についてはそういうふうな考慮をお拂
○堀越儀郎君 奈良の数マイル南のほうにあります朝和村という所であります。それは戦争中に急に海軍の飛行場として一時設定された。それが終戦後農畳返付されてもともと通りの農地になつている所なんであります。
○堀越儀郎君 大臣の御答弁十分了解することができますが、今後ともこの点について是非御努力を頂くようお願いする次第であります。それでは農林省の農地局の管理部長にお伺いいたしまするが、只今私が文部大臣に緊急質問いたしましたことはお聞き頂いたことと存じますが、あなたにお尋ねしたいことは、候補地に上つている所は、戰争の最中に急に飛行場に選定されたために非常に犠牲を拂つた農民の、或いは一部の市民は立退き、その
○堀越儀郎君 文部委員の一人として、我が国の貴重な文化財を守るべき立場から外務大臣及び文部大臣に緊急の質問をいたしたいのでありますが、幸い文部大臣がお見えになりますので、文部大臣に先ずお伺いいたしたい。外務大臣がお見えにならなければ関係方面のかた、或いはお見えにならなければ質問を保留して次回にいたしたいと思うのでありますが、これは駐留軍の使用する施設及び区域を決定する日米間の交渉でありまするが、予備作業班
○堀越儀郎君 小委員会が設けられまして、いろいろ隔意のない意見の交換も行われ、又先生側からのお話も伺つて大体の意見はまとまつたのでありまするが、あれは一つの小委員会の報告として各党各派を決して拘束するものじやない、各自の参考までに報告しようという申合せで申上げておりまするので、この審議に当つて小委員会の意見のまとまつた案も御参考頂ければ結構だと思います。(「その通り、その通り」と呼ぶ者あり)
○堀越儀郎君 この二項の問題と直接の関係はないのでありますが、間接的に関連して来る問題で少し伺つておきたいと思います。それは各学芸大学の、以前の師範学校の附属小中学校教員の給与の問題、それから公立学校の給与の問題との開きが非常に現在においては多い。そういう点で、一方は国立でありまするから国家公務員としての待遇で釘付けをされるのは止むを得ないのでありまするが、同じ府県にあつて、附属とほかの公立との間の
○堀越儀郎君 御説明でよくわかるのでありまするが、ただ御説明だけでなしに、実際にその確信で進まれるかどうか、大蔵当局とのいろいろ折衝の場合に、文部省はこの基準線をはつきりとつかんで進んで行くお考えであるのかどうか、その点重ねて御答弁を願いたいと思います。
○堀越儀郎君 第二条の二項の問題でありまするが、この前の委員会のときに少しお伺いいたしまして、御答弁を得たのでありますが、もう一応よく念のために二項の問題について政府の御所見を承わつておきたいと思うのであります。先ず各都道府県ごとの、二条の二項でありますが、国庫負担額の最高限度は政令で定めることができる。一番私たちの問題になりますことは、都道府県ごとに最高限度をきめられた場合には、財政の豊かでない、